伊藤雄介

【綾川葬祭グループ代表挨拶】弊社は香川県綾川町で葬儀会社を母体としたグループ会社を運営しております。 この困難な時代を生き抜いていくためには多角経営が有効と言われておりますが、それ以上に企業間で情報を共有し、パートナーとして手を取り合うことが重要と考えております。 同じ問題に直面する企業間で協力し、それぞれの商圏で強い葬儀社を目指していきましょう。



綾川葬祭の樹木葬 画像Gallery

綾川葬祭の樹木葬 画像Gallery

講演実績多数

仕出し店の業績アップ手法公開セミナー 2024

ヒューネラルビジネスシンポジウム 2023

フューネラルビジネスセミナー  2022

など

2024
仕出し店の業績アップ手法公開セミナー
2023
ヒューネラルビジネスシンポジウム
2022
フューネラルビジネスセミナー 

など

生き残っていくために

少子高齢化や慣習の変化により、いま葬儀業界は大きな変革期に立たされております。

葬儀件数の増加に伴い、異業種からの参入が増え続ける一方、施工単価が年々下落する昨今では、いかに単価アップ施作を行おうとも、この大きな潮流はおそらく止まることはないでしょう。

このように、葬儀業界の競争が激化する中では、いかに従来通り、地域やお客様に寄り添った良いご葬儀を続けていても、それだけでは生き残っていくことが困難になっているのです。

では葬儀業界で生き残っていくためには何が必要なのでしょうか?

多角経営の注意点

弊社は、香川県綾川町という町に拠点を構え、5会館の葬儀式場を運営する葬儀会社ですが、約6年前から飲食事業に進出し、以降、現在まで飲食店2店舗、樹木葬霊園開発事業、映像制作事業などの多角的な経営を行い、バランスの取れたグループ会社として成功を納めてまいりました。

葬儀業界に限らず、多角経営の必要性が取り立たされ、各社がこぞって異業種に進出する昨今ですが、私は”他社を習っただけの安易な異業種への進出”は非常に危険であると考えます。

大切なのは循環すること

グループ経営で大切なのは”それぞれの事業が循環することと、土地や企業規模に見合ったものであること”です。

例えば、弊社が一見目にM&Aを行った飲食店は地元に愛されるお食事処であり、仕出事業も行っておりましたので、現在では葬儀から法要・仕出、飲食からの葬儀などと飲食事業と葬儀事業が相乗効果でお互いを支え高めあうことができています。

ただし、これはあくまでも弊社の例であり、綾川町という土地柄、企業規模、飲食店との良縁に恵まれた結果でもありますので、全ての葬儀社が同じ飲食事業への進出で同じ成功を収める保証はどこにもありません。

このように、、多角経営が重要と言っても一番大切なのは”自社と相性の良い事業を見つけること”であり、それはある意味、運も味方につけた至難の業と言えるかもしれません。

そんな中、葬儀社にとって失敗事例が少なく、非常に相性が良い事業が”樹木葬”なのです。

安易な樹木葬進出は危険?

樹木葬は、家族構成の変化などに伴う”お墓の後継者問題””埋葬や供養に関する意識の変化”などから近年注目が高まりつつある”一つのお墓のカタチ”であり、石材業、不動産業などからの進出も目立つ事業ですが、葬儀社との相性が非常に良い事業でもあり、全国的に数多くの成功例があります。

弊社では3年前に樹木葬事業を開始し、年間1億円、3年間で3億の売り上げを達成いたしました。このうち”綾川樹木葬”の売上につきましては葬儀社が販売する樹木葬として全国No1の売上を収めることだできました。※当社調べ

そんな樹木葬ですが、一度事業を開始すれば一生付き合っていかなければならないため、リスクも考えた上で一定の覚悟の上で取り組む必要があります。

後先を考えずに安易に取り組めば取り返しのつかない結果にもなりかねません。

弊社は、今の葬儀業界を生き抜くために、そして将来のお客様のニーズに応えていくためには樹木葬が必須だと考え、樹木葬事業を取り入れました。そして、現在では樹木葬事業の売上で更なる葬儀サービスの質向上や戦略的な事業投資が可能となっております。

弊社が樹木葬事業を開始した頃はまだ何の情報もなく、リスクを含め手探り状態でした。しかし、現在は弊社が樹木葬とともに歩み、実績を残してきたノウハウや課題克服・回避の知識があります。

今を生き抜き、将来を勝ち抜くため、そしていつまでもお客様にとって最高の葬儀をご提供できる葬儀社となるために。

樹木葬という選択を検討致しませんか?

最後に

以上のように、葬儀社にとって非常に相性が良いと言われる樹木葬事業ですが、こちらの事業も当然”全ての葬儀社がすぐに成功を収められる事業ではない”ということはお伝えしなければなりません。

業界誌などでは「必ず成功を収められる」といったような樹木葬事業の宣伝文句も見慣れてきましたが、前述いたしましたように、多角経営というものは、土地柄、企業規模や特色との相性が必ずありますので、事業を始める前には必ず、総合的な診断が必要となってくるのです。